株主通信にある記事の中の社長の本音は?株の初心者です。

株主通信の中の社長の本音は、最初のページの挨拶にあらわれています。

それ以上の本音といえば、その他のページの事業報告全般です。

細かく説明しましょう。

■最初のページをまず熟読玩味すること。

「株主通信にある記事の中の社長の本音」ということで言えば、最初のページにある「株主の皆様へ」といったようなタイトルの付いた挨拶文でしか、直接的に知ることはできません。

しかし一昔前の挨拶文と今とでは様子が一変しましたし、株主通信の編集も一変しました。

たとえば社長の挨拶文の近くには、当期の業績がグラフなどでわかりやすく掲載されていたり、事業計画・経営計画なども具体的に示されるようになりました。

それらが見開き構成になっていて、社長はそれらのコメントを挨拶文の中で具体的に触れています。

昔のように型どおりの挨拶で終わらせることはなくなっています。

■株主通信に記載されているのはすべて本音。

挨拶文が社長の本音かといえば、少なくても自社の事業結果や将来の思惑については本音です。

それ以外に述べようがありません。

ごく希に、私生活についてのインタビューなどを後のページで特集しているものもありますが、それが本音とも言えません。

そもそも本音の定義が曖昧です。

本音をぶちまけることが、会社や株主にとって良いことなのかという点でも疑問が残ります。

株主通信に掲載されていることは、すべて社長や社内の担当者・編集責任者の決裁を必要としますので、社長の本音が細かく散りばめられた内容になっています。

それらの記事に一切のウソはありません。

■社長の本音を気にするのは初心者だけ?

ベテランの株主であれば、あまり社長の本音など気にしないものです。

それよりは現状で起きてしまった、株価のマイナス要因について詳細な説明を求めるものです。

現状の結果と原因を株主に正しく説明し、今後の再発防止についての策やガバナンス(企業統治・管理)のあり方を示すことが優先されます。

風通しの良い伝わりやすい企業で、それが株主通信に表現されていなければ、株主に支持されないからです。

株の初心者であったとしたら、そのような解釈で株主通信と向き合ってください。

■これからは、企業を正しく理解する初心者が株主となり、企業とともに成長することが、企業の未来に向けての新しい力にもなります。

これからの企業には、ますます企業運営の透明化が求められ、グローバルな戦略性が問われる時代です。

それを理解している株主経験者や初心者が、より多く株主として成長することが、企業の新しい力にもなります。

事業のあり方や運営方法について疑問をもったり回答を求めたりするのは正しい行為ですが、社長の本音となると投資先の企業も返答に困るでしょう。

そんなことより、事業の結果、これからの道筋を見守ることのほうが大事です。